ファッションの歴史 7
ハリウッドの光。
この傾向はアメリカ映画についても同じことがいえました。
サイレントからトーキーに移り、技術的には一段と飛躍しながら、当初はまだ安定せず、スターたちもトーキーに乗りきれない人びとが続出し、そこへ大恐慌がおきたのだから、二重の困難がハリウッドを襲った。
この状況を乗りきるには、ハリウッドも新手を打って、お客を引き寄せる必要がありました。
かつてポーランドで大道商人をしていたサミエル・ゴールドウインは、ハリウッドに渡って大プロデューサーになっていたが、彼は奇想天外な発想をします。
不況時代だからこそ、なおのこと映画は豪華でなければなりません。
もっと金をかけて、大衆に夢を与えよう。
その夢はスターたちの着る衣裳が大きな役割をもつにちがいありません。
この映画衣裳はパリの有名デザイナー、シャネルにまかせて、すべてのスターに、スクリーンだけではなく私生活でも着せてしまうことです。