歴史は深い その3
日本はもともと張のあとおしをして満州に勢力を固めようとしていたのだから、英・米系の呉が満州に入ってきては一大事です。
そこで関東軍や右翼だけでなく、陸軍の首脳部までが張の援護のための出兵をとなえ、当時の加藤護憲三派内閣でも、ほとんど全閣僚がこれに賛成するにいたったのでした。
ところがこれにたいして幣原外相は不干渉主義をとってゆずらず、職をかけてまで争って、ついに援張策の主張を抑えてしまった。
これが完全に抑えきれれば立派だったのだが、陸軍は今度は、第一次奉直戦争のときのように簡単には引き下がらなかったそうです。